一か月ほど

10月4日納車で一ヶ月ほど乗ってみた。走行距離は600km程度なので、そんなもんか…という感じ。インサイトに乗ってみて分かったことがあるので、忘れずメモをしておく。

  1. かなり癖のある車
  2. 最低燃費は8km/lくらい
  3. 街乗りでだいたい22km/lくらい
  4. 高速道路では30km/lを超える。
  5. 渋滞に強い?
  6. 車の反応が良い
  7. すげー静か


1.に関しては、ホンダのハイブリッドシステム特有のものだと思う。エンジンをサポートするのがメインで、モーターのみの走行を自分で選ぶことが出来ない…完全自動制御のハイブリッド自動車。だから、エンジンが止まったり、動いたり、モーターだけで動いたり、エンジンだけで動いたり…その状況を選ぶことが出来ない。*1
動力システムの切り替えのときや、回生ブレーキと通常ブレーキの切り替えの時に独特の挙動がある。ワシは、同乗者の乗り心地を優先する運転をするので、急発進や急ブレーキはしない。特に、急ブレーキは酔いの原因にもなるので、ゆっくりと停止する運転を心がけているのだが、そういう停止をしようとすると停止する直前に回生ブレーキが解除されるため、車が前に進むような挙動を示す。慌ててギュッとブレーキを踏むとカックン…となる。
慣れないうちはちょっと気になった。*2

2.〜4.に関しては、予想以上でいい感じ。
街乗りと高速の平均で25km/lくらい。*3
高速道路での巡航時にモーターのみで走る場合もあり、まだいろいろ試すことが出来ていないが、時速100kmを超えるとエンジンのみのような感じ。モーターアシストがなくなるから燃費が悪くなると言うことではなく、時速100km以上でも燃費計の値が良くなる場面があった。特に、平坦な高速道路で、一定スピードを維持するような走行をしているときに、エンジンのみで45km/lという値が時速100km以上の高速走行中に表示されるときがあった。*4

5.の渋滞に強い?だが、オートアイドルストップとモーターのみの駆動のおかけでかなりガソリンの節約になった。
エンジンは、時速10km程度でブレーキを踏むと自動停止し、完全に停止してからブレーキを解除するとエンジンが始動する。高速のノロノロ運転時は、完全に停止しないことがよくあるので、エンジンが止まった後にゆっくりアクセルを踏むとモーターのみでかなりの距離を進むことが出来る。もちろん、アクセルを踏むとエンジンが始動するので、先の動きを見ながら調節すればOK。

6.は重要。
燃費を意識しすぎるとノロノロ運転になる。運転するときに、「後ろに迷惑かける」とかそういうことを言う人がいるが、後ろを気にして事故を起こしても「後ろが煽ったからですよ」は理由にならない。「道譲ればよかったのでは?」と言われて終わり。なので、あまり遅すぎるのは問題だが、それなりのスピードであれば自分の基準で安全運転しないとダメ。自分の許容スピードを超えるような状況に自分を追い込むのは危険なので、そういう状況のときは後ろに先に行かせましょう…。
んで、それとこの「反応がよい」というのがどうかかわってくるか…と言うと、高速道路の合流地点で速度が足りない場合は加速しないと危険。そういうときに、インサイトはすぐに反応してくれる。
エンジンが1300ccと小さいので、アクセルを踏むとすぐに4500回転まで上がる。一番トルクや馬力のある高回転のところまですぐにエンジンが回るのと、モーターアシスト、それと軽い車体なので「加速したい」と思ったら素直に加速してくれる。前の車ではこのような挙動は皆無だったため、インサイトで一番驚いたのがこの加速だった。

7.の静粛性もうれしい所。ロードノイズはけっこううるさい*5が、それ以外の音は殆ど聞こえない。エンジンも3000回転を超えるとそれなりに聞こえてくるが、エコドライブをしていたらエンジンの回転数は1500回転以下。なので、標準のタイヤがダメになったら、エコタイヤにするかロードノイズの少ないものにするか迷う所。

*1:慣れてきたら選択できます

*2:慣れてきたら回生ブレーキが解除されるタイミングが分かるので問題なし

*3:300km走行時

*4:マルチインフォメーションディスプレイの瞬間燃費モード時

*5:ゴーと言う音