改善の手本

「歴史から学ぶ」とはよく言うが、オッサン連中はなぜか戦国時代を参考にするようで…それも良いんだけど、親の世代が経験したことから学んだほうがリアリティがあり、情報も沢山あって検証できるのにとは思うが、時代が難しいのですかね?

政治問題もあるので、全体的に答えを導くのはかなり難しいとは思うものの、個別に見ていくとかなり有意義なものが沢山あると思うんですよね。

ワシとして興味があるのは、第二次世界大戦でのドイツとソ連の戦車開発競争でありまして、これぞ「改善」では無いだろうか?と思うのです。
大戦初期と末期でこんなに変化に富んだものが生み出される(しかもたった数年で)のは、一体どういうことだ?と思うのです。

それは結局の所、「相手に負けてはならぬ」と言うものがあるからだと思いますし、それぞれの思惑があるのでしょう。
軍隊という究極の成果主義集団が、生き残りのためにしっかり改善活動をしていたと思うんです。

この、「生き残りのために改善」ってのは、時代は違えども同じだと思うんですよね。IT業界のように動きが速い業界だとなおさらだ…と思いはするものの、自分が手にする道具は陳腐化した8年前のもの。それを最前線で使えるように毎回改造している感じ。

T-34/85が目前にいるのに、III号戦車で立ち向かうという感じでしょうか?
幸い、命をとられることはありませんが、そのままだと確実にお客さんにそっぽを向かれると思う。なんとかするための道具は手元にあり、権限こそ無いものの、部長が後押ししてくれている状態なので、今年中にタイガー戦車を作って自分から改善できればいいな。
そこに目をつけて転職したんだから…。