説得

そのためには、弟子1号がどれくらいワシの環境を知っているかが問題なので、ちょっと聞いてみた。


ワシ「ワシのマシンのディスク構成知ってる?」
1号「知りません」
ワシ「………」
1号「えぇ?何か悪いことでも言いました??」
ワシ「あのな、RAID5のディスク構成になってることくらい知ってるやろ?」
1号「あ!そうですね、RAID5組んでましたね」
ワシ「知ってるやんけ!どこまで知ってんのか聞きたかったのに…答えが早すぎるわ!!」
1号「あはははっ、すみませんすみません。」
ワシ「じゃあ、どれぐらい知ってるか書いてみぃ!デバイスマネージャ見ていいから。」
1号「はぁ…書いてみます。」


と言うことで、簡単なスキルチェックも兼ねて書かせてみたが…。


1号「できましたよー。」
ワシ「どれどれ………orz。」
1号「ど、どうしました???」
ワシ「なんでハードRAID組んでるのに物理ディスクが一本しかねぇんだYO!!」
1号「いや、ディスクの管理に一個しか出てませんよ、ほら。」


まぁ、女の子なのでハードウェアに詳しくないのは良いとして…この件に関しては1年程前に、わざわざ勉強までやったのに…シクシク。普段から触れない機材なので、仕方ないと言えば仕方ないが、自分のマシンを無理言ってサーバー機に変更してもらった甲斐があったかも…と前向きに思える出来事でした。
その後あーだこーだいろいろ説明して、分かってもらえたところで本題に入ったら…。


ワシ「と言うことで、このRAID5を引き取ってくれ。」
1号「はぁ?」
ワシ「サーバー機は検証として使うからさ、その間ファイルサーバーなくなるやん。」
1号「そうですけど…そのためにこんな手の込んだ説明を?????」
ワシ「…(図星)」
1号「…」
ワシ「そうだよ!この説明なしに『RAID5のディスクいる?』って聞いたら要らんって言うだろ!」
1号「わはははっ」
ワシ「ドラマかって『I love you.』『me too.』で終わるけどな!それじゃ感動でけヘンやろ!!」
1号「あはははっ、確かに、確かにそうですね」
ワシ「そやろ?絶対『RAID5引き取ってくれ』『嫌ですヨ』で終わってたで。」
1号「まぁ確かに、RAID5を引き取る必要性は理解できましたが、そんなに一生懸命にならなくても…」
ワシ「くぁw背drftgyふじこlp!!!!!!!!!!」


今日一日の仕事で、コレが一番疲れた。
とりあえず、弟子1号に大事な話をするときや、事情のあるややこしい話をして納得してもらう時には、映画のように、未曾有のスペクタクルシーンを連発して、手に汗握る話をしなければならないことが分かった。
明日、DVD-RAMに10GBのデータを分割してコピーし、本社へ送る作業を弟子1号に依頼するときには、どんな話をしたらいいんだ???