事務所に戻って…

最近、気になるキーワードが目立ち始めたような気がする。建築関係で手抜きがどうのとかそういうものが衝撃的だったが、IT業界でも東証のシステムや名証のシステム障害が報告されたりしている。特に気になったのは名証のシステムの障害で下記記事が詳しい。
日経ITpro(無料の会員登録が必要)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051118/224896/
内容としては、「手順書に載っていないことをオペレーターがやったので、オペレータのせいです」みたいな内容になっているのだが、途中でシステムを開発を受けた会社側で操作自体に「問題ない」との返答がオペレータに帰っているので、すべてがオペレータの責任とはいえないとも思われる。
以前勤めていた会社は、IT業界の最下層でのた打ち回る会社だったので、このような多重下請け構造でどこに責任がかかってくるのはこの目で見てきたのだが、今回の名証に関しては「そのまんま」の責任のかぶせ方ではないか?とも思える。
もちろん、記事の内容から判断して…なので、現場の空気が分からないからなんとも言えないが、このようなニュースが多く目に付くようになったのではないかと思う。
しばらくこのようなミスをひたすら突っつき回すような報道が増え、職場もそうなるかもしれない。(幸いと言うか、自分の職場は10月の頭からこっち方面に舵を切っているようなので、一足先にそういう環境になっているともいえる)
今やっている仕事も、いつどのようにして足をすくわれるか分からないので、かなり慎重に仕事を進めている。そのため、今日は事務所に戻ってから、今日の作業で発生した普段とは違う現象と環境の違いを洗い出し、それに必要な資料の作成と明日の仕事の手順確認をしていたら、22時になっていた。