息子との約束

保育園から戻った後メシを食って、普段ならゴロゴロするのだが、昨日から息子との約束である「電車に乗る」を実践。娘ちゃんは嫁さんにまかせて、息子ちゃんを連れて弁天町の交通科学館に電車で行く。自宅最寄駅から電車に乗るが221系の快速が猛スピードで通過するの見て「怖い」と言い出す。普通列車が入ってくるだけで逃げ出そうとして、そんなに怖がりだったとは…。
弁天町について駅を下りようとすると、まだ電車にまだ乗りたいらしく「帰るのイヤ」と言ってなかなか改札を出ない。改札から交通科学館に展示されている電車がちょっとだけ見えるので、だっこをして見せると「電車!電車!」と言い出し、やっと改札を出ることに。
館内には初代新幹線やリニアモーターカーの実験車両などあり、子供が喜びそうな雰囲気がぷんぷん漂っているのに、息子ちゃんは来るときに見た快速が怖くて怯えモードに突入。新幹線の運転席に座らせてみようと、そっちの方に行くと白い新幹線の巨体を見て「怖い」と言い、それなら蒸気機関車はどうだ?と古い駅の展示の奥に機関車があったのでそっちに行くと、古い駅の暗い雰囲気が「怖い」らしい…。せっかく連れてきたのになんじゃこりゃ…と思いつつ、列車の小さな模型に興味を示しその周りを走り回る。やがて模型列車の運転の展示があったので、そこに行くとそれは楽しそうに見ていた。
たくさんの模型列車が止まっており、運転できるらしいのだが、息子ちゃんは運転よりも走っているものを見るのが楽しかったのか、展示の裏の窓から興味津々と言った感じでかぶりついていた。それにしても、列車はあるのに動いているものが少ないなぁ…と思ったら、模型の列車が脱線転覆していて…それを見たオッサンが「えらいリアルやな」と言ってた。息子ちゃんも「こけてるこけてる」と言って見ていたら、職員さんが来て脱線している列車を元に戻していきました。
息子ちゃんはこんな感じで展示を走り回って楽しそうに見ていて、来てよかったなと。その後ジュースを飲んで休憩し、屋外に展示されている蒸気機関車を見に行くと、息子ちゃんは「あちち、あちち」と言う。彼は、蒸気機関車の写真で煙が出ているものを見ては「あちち」と言っていたので、それが目の前にあるので「あちち」と言っていたようで…「きしゃぽっぽ」とか言わず、「あちち」と理解しているので、息子ちゃんに「機関車さわってみな」と言うと案の定「あちゅい?」と聞いてくる。「熱くないよ〜」と言っても「怖い」と言うので、ワシが機関車に触って「ぎや〜ぁぁぁぁぁあちちちちち!!」なんてやると「怖い怖い!」と言って逃げまくっていた。
嫁ちゃんにこの話をしたら「そんなことするから誤解すんねん」と一喝される…面白半分にやっていたので、そこまで考えてなかった…。
そんな感じでブラブラしていたが、息子ちゃんが動いている電車に乗りたくなったようで、駅の方を指差して電車に乗ると言うので帰ることに。電車に乗って駅につくと「もう終わり?」と聞くから「終わりやで、電車にバイバイしよう」と言うと、駅を出て行く電車に「バイバイ〜」と言いながら手を振る。しつこく手を振っていると、その電車の車掌さんが大きくてを振ってくれて、息子ちゃんは恥ずかしそうにしながら喜んでいた。
帰宅してから、息子ちゃんはお茶を飲んでそのまま夕方まで昼寝。
最後に手を振ってくれた車掌さんに感謝。帰宅途中も「電車楽しかった」と言い、線路沿いに歩いていると、走っている電車に何度も手を振っている息子ちゃんが可愛かった。
よい一日でした。