アクセスサーバー

ちゃんとしたアクセスサーバーも欲しかったけど、そんな金は皆無なので人力アクセスサーバーを作ってみた。普段リビングで使っているマシンにはRS-232Cの端子が無いので、コンソール接続が出来ない。USB-シリアル変換機を買えば済む話だが、こういうときにジャンク品を使わないと勿体無いので、FM PenNote T3を引っ張り出してきた。素直にノートPCにしておけば良いのだが、キーボードとか邪魔なので画面だけのPCと言うのがアクセスサーバーにぴったり。しかも、タッチパネルでRS-232の端子もあるなら、使わない手は無い!と言う事で準備したのだか…とんでもないじゃじゃ馬だった。
最初は、Windows 2000 ProfessionalにVNCを入れて使ってみたのだが、全然ダメ。特にVNCの画面更新が遅すぎて使い物にならない。VNC経由でアクセスサーバーのTera Termを操作するとコマンド入力の反応が遅くて使いづらかったので、リモートデスクトップ接続経由で利用するためにWindows Server 2003を入れたみた。CDも無いマシンなので、USB-IDE変換ケーブルとか使ってデータを送り込み、DOSから起動してセットアップを行ったが、あいにくHIMEM.SYSを用意することが出来なかったので、SMARTDRVを使用せずセットアップすることになる。セットアップの最初に「SMARTDRVが無いと遅いよ」と表示されるが、気にせずセットアップを実行する。これが先週の金曜日の21時ごろ。警告の通り時間がかかり、DOSからWindows Server 2003のデータ転送に36時間かかり、その後のWindowsのセットアップに2時間の合計38時間もかかった。今頃そんな結果が分かっても仕方が無いのだが、ディスクキャッシュの効果は凄いな…と妙に納得しつつ、ネットワークの準備を行う。
PCカードで用意した無線LANカードは、なぜか使用できず*1USB接続の無線LANアダプタでセットアップを行う…が、FM PenNote T3はUSBポートが1個しかない。
ここにHUBを接続*2してセットアップを行い、うまくいったところで、USBハブをはずして直結にしたら、「新しいデバイスを認識しました」と表示されて、認識していたUSBの無線LANアダプタを見失いやがった。
タッチパネルドライバは2000までしか用意されておらず、それを2003にインストールしても使えない*3…さて…どうしたものか、と思案した結果、ジャンク箱で眠っていた3comのXJACKな有線LANカード(3CXFE575CT)*4を取り付けて、それ経由のリモートデスクトップで設定することにした。
結果としてはバッチリで、うまく設定もできてやっと遠隔操作環境ができあがった。リモートデスクトップ経由のTera Termも素早い反応があって◎。
あとは、イーサネット以外のインターフェイスを調達して、いろんなチェックが出来る環境を作るだけ。3620の醍醐味をこれから堪能していこう。

*1:11Mと54Mを繰り返して自宅の無線電波を認識できなかった

*2:無線LANアダプタとキーボードを接続しました

*3:タッチパネルが使えたらスクリーンキーボードで何とかなった

*4:2003にドライバ入ってるんです