やっぱりそうだったと実感

弟子1号がいた時には、2人でいろいろ考えてその結果を実践してはよりよいものを提供することに専念していた。その当時から感じていることをがあり、さらにそれを推し進めるととあるものが出てきて、それを裏付ける結果が今日の仕事だった。
ワシの仕事に関してまとめてみると


1.とにかく作業を行う。
2.より良い作業を行う。(サイドメニューの提供)
3.顧客が求めるその先を提供しようとする。(サイドメニューの拡充:方向性を見失う)
4.顧客ニーズの層に気づく。(サイドメニューの選択と提供)
5.複数ラインの提供。(サイドメニュー折込み済み=コンパクト化)
6.全ライン提供。(コンパクト・より深いサイドメニュー・全方位)


と言う1.〜6.の流れがあるように思う。これは、ワシの経験であると同時に弟子1号の成長過程でもある。んで、6.より先は?となるとまだその先に行っていないので分からないが、現時点で分かっているのは6.が既存の環境で出来ることの上限ではないか?ということ。
一度作られたプロダクトは、提供された辞典から陳腐化していく。お客さんのニーズもそのプロダクトですべての要求を満たせるわけではない。そのために、ワシらは努力してより良くしようとしているが、それもある程度までが限度。
陳腐化が進行しすぎると、それを補うためのサイドメニューが増加する。そうなると、決められた時間で作業を完了させるには、コンパクト化が必要になる。しかし、コンパクト化するとお客さんのレベル差から来る問題が浮き彫りになり、それを補うために余計に時間がかかったりする。5.から6.へのステップアップはかなりの時間を要するが、6.まできたらどんな環境でも確実にお客さんに喜んでもらえるようになる。
しかし、コンパクト化したり、サイドメニューを用意したり…そういうことをしていると、絶対的な時間が足りなくなってくるので、4.〜6.では慢性的な時間不足を感じるようになると同時に、道具に対する顧客満足度の低下が顕著になる。
例え、6.になったとしても、道具の古さはどうしようもないものがある。そこで、6.より上は(末期の)道具の作り直し。
6.のノウハウをふんだんにつぎ込んで、サイドメニューを取り込むことでより充実した道具が出来上がると同時に、6.以上の深みのある仕事が出来るようになるり、道具への評価が改善される。
今回の仕事は、まさしく6.より上の・・・


7.(末期の)道具の作り直し。


であり、こうなるだろうな…と思っていたものすべてを実感できた。
基本的に、完璧に近い結果が得られたので満足なのだが、お客様の要求はするどい。既に改善要求がいくつか出てきたので、本社にそれを伝え、今回のプロダクトの流れを維持してよい物を作っていこうとなった。こうなってくると、仕事も楽しい。