ヘアスタイル1

そのためには、現状のボサボサのイケてない髪形をなんとかする必要があると、我が家の評議会で評決が下される。丁度長くなっていたので切ろうと思っていたので「ほな行ってくるわ」と言うと、「髪型どーすんの?」と聞かれる。
毎度のことながら適当に答えると、「そんなんやからあかんねん!今日は何も言うな!!」と無茶な注文が・・・。行く度に「メル・ギブソンデビュー当時の髪型に」とか「マッドマックス2でインターセプターが壊れたときの髪型に」とか「けど、リーサルウエポンだけはカンベンな」とか無茶苦茶な注文をしていたが、今回だけは黙ってお任せすることに。
そのことを美容院のマスターに言うと、笑いながら「じゃあ、ざっくり行こう」と仰る。最初この「ざっくり」を聞き流していたが、気が付くとはさみで切っているではないか!いつもかみそりでおしゃれな感じに髪を切ってもらっていたのだが、軽快なはさみの音とともにバサバサ短くなっていく。
はさみの音は好きだが、耳元は弱いのでちょっと・・・とか、変態トークをしながら出来上がり。スプレーを使って髪を立たせると「薄毛が目立たないよ」と言われるが、正面から自分を見ているワシは、今まで以上に薄毛に見えるんですけど。マスターは「そら、evesystem君が思っているより、周りの人の方が薄毛やと思ってるって」と現実を知らされる。マスターの奥様もうんうんと頷いており、ワシは思っていた以上に薄毛らしいことが証明された。
結局、髪を立たせた状態でないと「人工衛星から見た地球」の写真のように、実際には大陸とか山脈とか海溝とかあって凸凹しているのに、遠くから見たらまん丸ですよ・・・みたいな、髪がぺったんこになってしまう。しかし、立たすと遠くから見たら薄毛でないような気もする・・・。毎日のケアが必要だが、リアップの効果も確認できそうなので、これでよかったのかな??と思って帰宅すると、おかんと嫁ちゃんはニヤニヤしながら「それの方がいい」と言う。